建設産業の「役割」 |
※以下出典、建設産業人材確保・育成推進協議会「建設業界ガイドブック」より
■橋
海峡をまたぐ巨大なアーチ橋から、日ごろ気にも留めずに渡っている小規模な桁橋まで、様々な規模や形式の橋が建設されてきた。橋の設計や建設 の技術について、日本は世界のトップを走っています。
■ダム
地球温暖化による気候変動で台風やゲリラ豪雨の頻度が高まるなか、 人々の生活を洪水から守っているのがダムだ。治水に限らず、飲み水 や工業用水の確保、水力発電など、様々な目的で活用されている。
■高速道路
高速道路は、地域の生活や産業・物流・観光などに必要なだけでなく、「命の道」として、災害時や救急医療時にきわめて重要な役割を果たします。
画像出典)延岡河川国道事務所「国道218号 高千穂日之影道路 工事状況 」
■トンネル
国土に山が多い日本では、交通の難所を解消するため、昔からトンネル掘 削が行われています。一方、地下鉄や上下水道管など、都市部でのトンネル 建設の歴史も長く、世界屈指のトンネル技術が磨かれてきました。
画像出典)延岡河川国道事務所「国道218号 高千穂日之影道路 工事状況 」
■高層ビル
都市を中心に数多く建設されている高層ビル。機械化・自動化も進みつつあるが、地中の基礎から建物の躯体(くたい)、外装、内装、電気や水回りの設備まで、様々な工種の技能者が活躍している。
写真)勝田 尚哉
■文化施設・スポーツ施設
美術館やホール、スタジアムなど、人々が文化やスポーツに触れる場の 整備も建設業の仕事のフィールドです。。工夫を凝らした構造やデザインの 建物も多く、工事には高度な技術力が要求されます。
写真)川澄・小林 研二写真事務所
■住宅
人が安全・安心・快適な生活を送るために欠かせない住環境の整備。その最も基本となるのが住宅です。木造住宅の建設では、日本古来の伝統を受け継ぎながら、最新の材料や施工技術などを融合させています。
写真:全国建設労働組合総連合
■清掃工場
都市部の住宅街に造られている清掃工場。建設に当たって、周辺環境への配 慮が欠かせない仕事です。単に建築物を構築するだけでなく、プラントや煙突、電気設備など、様々な種類の技術が必要とされます。
写真:大村 拓也
■災害復旧
台風や集中豪雨、地震といった大規模災害の際、建設業にかかる期待は大きい。行方不明者の捜索から被災者の生活再建まで、多くの重要な役割を担います。
写真:(一社)大分県建設業協会
■維持・補修
高度経済成長期に大量に建設されたインフラが、一斉に老朽化の時期を迎えています。それらを適切に維持管理し、必要に応じて修繕・ 更新することが、地域住民の日常 生活を支えているのです。
写真:大村 拓也
建設産業の「魅力」 |
公務員の事務区分に比べ、土木・建築の区分は倍率が低い傾向にあります。建設産業に興味がある方は、土木・建築分野から公務員を目指してみるのも一つの手かもしれません。
建設産業の「種類」 |
道路や鉄道などのインフラ、オフィスや住宅などの建物。これらをつくるためには工事の前に「計画」「調査・測量」「設計」という重要な仕事があります。また、工事が完成して使い始めた後にはきちんとまもっていくことが必要です。建設産業は、「工事」だけでなくこれらのすべての仕事に関わっています。
インフラや建物をつくり・まもる 仕事の流れ
出典)建設産業人材確保・育成推進協議会「建設業界ガイドブック」
建設産業は大きく分けると、「土木」と「建築」の2つに区分されます。
道路やトンネル、河川や橋、水道などの私たちの生活を支えるインフラ整備が「土木工事」。住むための家や学び舎となる学校、病院や工場など建物を建築するものを「建築工事」と呼びます。
詳しくは...▶いろんなお仕事